プロでしょ?
専門家でしょ?
アルバイトじゃないんだから?
こんなことを耳にするのは日常茶飯事でしょう。
これは、自分のしたことが、
相手の求めている水準に達していないから言われる言葉です。
ここで頭をよぎるのは、
「完璧を求めすぎではないか?」
これは相手に対して。
「完璧にしなくては」
これは自分に対して。
もしかするとこのような思いが頭を巡っているかもしれませんが、
相手は完璧なんて求めていません。
求めている水準に達していないだけなのです。
ここを勘違いして、完璧であらねばと努力してしまう人が多い。
完璧を目指すというのは、自分を疲弊させてします危険な考え方です。
人は完璧にはなれない。
そこに近づくことは可能だろう。
日々の勉強や努力の積み重ねは、完璧に近づくことの第一歩だから。
ただ、一つだけ疑問がある。
それが解けるのであれば完璧を目指すことも悪くはないだろう。
その疑問とは…
どんな状態が完璧か?
目指す以上、それを知っているのは当然ですよね。
知っていて当然なはずなんです。
でも実は、ゴールが見えていない事が問題なのです。
完璧を目指す目指さないは別で、
相手の求めている水準(ゴール)がちゃんとイメージ出来ているのか?
分からないのであれば、どんな状態が理想なのかを聞かなきゃいけない。
いざ聞いてみると、完璧なんて求めていないのです。
人それぞれ水準があって、そこをクリアして欲しいと思っているだけなのです。
マーケティングの考え方は、
まずゴールを明確にすることから始まります。
そのゴールを決めるための下準備に相当な時間と頭を注ぎます。
ゴールを決定するまでのプロセスを大事にすれば、
そのゴールに至るまでの通過点が見えてきます。
その通過点をキッチリと通れるように、
じっくりと何度も軌道修正をしながら進むこと。
これが基本的なゴールへの道筋の歩き方になります。
これは完璧を目指しましょうというものではありません。
プロとして仕事を預かったのであれば、
それをキッチリとやりこなすこと。
プロとしての素晴らしさを発揮することが大事なのです。
それを見た周囲の人は、「あの人は完璧だ」と言うかもしれません。
そうではなく、目標に対してプロとしてすべきことをした。
完璧を目指すのではなく、相手にとって最良を目指すことが大事です。
それを助けてくれるのが、知識と経験と仲間です。
あなたの持っている知識と経験が、
誰かをプロとして立派にするかもしれませんね。