なんか、急にセッションが下がったんだけど、
その原因ってどうやって探ればいいの?
と思っているでしょう。
とても良い感覚をお持ちです。
アクセス解析をする人に必要なスキルは、
「まず疑問を持つこと」
その一歩が、次の一歩に繋がります。
今回は、最初の一歩のお話。
セッション下がったらどこを見るか?
実は、セッションが下がった時にココを見れば原因が分かる
といった指標は無いです。
厳密に言うと、場合によって様々なので、
ココだけ見れば解決というのは難しい。
ただ、ココを見るクセをつければ、
自ずと正解へたどり着くことが出来るというものがある。
それは、2つ。
- 新規とリピーター
- デバイスカテゴリ
この2つを見るクセを付けましょう。
新規とリピーター
これは、サイトに流入してきた人が、
初めての訪問なのか?再訪なのか?
という指標です。
ユーザー>行動>新規とリピーター

これで何が分かるの?というお話ですが、
新規は初めてのお客さん。
ココが減少しているということは、
知らない人へのアプローチが出来ていない、
という事になります。
チラシだったり、SNSだったり、新規ユーザーへのアプローチ手段は様々ですが、思ったほど効果を発揮できていないかもしれませんね。
次はリピーターのお話、
リピーターは再訪。
言い換えるとファンです。
新規獲得を重視するあまり、
リピーターへの配慮が行き届かず、
流入が減少するというのはよくある事です。
何事もバランス良くですね。
デバイスカテゴリ
これは、ユーザーさんの使っている端末を見る指標。
PCなの?スマホなの?タブレットなの?
といった、どの端末からのアクセスが多いのかが見れます。
ユーザー>モバイル>概要

サイトの構成はPCユーザーが見やすい作りですか?
それとも、スマホユーザーが操作しやすい作り?
このデバイスカテゴリのアクセス数を見て、
サイトの作りを変更してみるのも良いでしょう。
ちなみに、商材によっては
- 情報収集はスマホ
- コンバージョン(商品購入や会員登録)はPC
といったものもあります。
会員登録の入力項目が多いと、
スマホで面倒な時がありますよね?
そんな時は、PCでの入力をするのではないでしょうか。
余談ですが、この場合に合わせて「アクセスの時間帯」を見てみると、21時以降が多かったりします。
新規とリピーター × デバイスカテゴリ
アナリティクスは便利な機能がたくさんありますが、
使用頻度の高い機能として、セカンダリディメンションがあります。
セカンダリディメンションとは、項目の掛け合わせ。
今回で言えば、新規とリピーター × デバイスカテゴリ。
ユーザー>行動>新規とリピーター>セカンダリディメンション>デバイスカテゴリ を選択

何が見れるのかと言うと以下の6種。
- 新規でPCのユーザー
- 新規でスマホのユーザー
- 新規でタブレットのユーザー
- リピーターでPCのユーザー
- リピーターでスマホのユーザー
- リピーターでタブレットのユーザー
これを見ると、自分が想定しているターゲットを呼び込めているか?が分かります。
あくまで表面的な部分になってしまいますが。
次の…次のステップ
今回のお話、実は深堀をする前の準備体操のようなものです。
この項目を見た後に、
自分で新たな疑問や気付きを作って、
更にアナリティクスの深遠へとダイブしていくのです。
奥深い…